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私は、1989年以来22年に亘り「金融人材ビジネス」に従事し、「金融バブルの絶頂期」「失われた15年」「百年に一度の金融危機」を体験しました。その間、金融は大きな変化を繰り返しましたが、私は一貫して「日本の金融人材市場の改革」を訴えてきました。逆に言えば、金融ビジネスの基本的な問題は、いまだに解決されていないわけです。私は、端的に言えば、日本の金融機関の経営は国内標準を改め、グローバルスタンダードに則って改革されなければならないと主張しています。そして、日本の金融人材もグローバルに通用する専門能力や心構えを備えるべきだと考えています。一方、外資系金融機関の日本法人の経営は、日本の企業文化や慣行と融和したモデルに改善されるべきだと主張しています。これらの「改革」が行わなければ、日本の金融は国際市場でますます遅れをとり、ひいては日本の産業の国際競争力を劣化させると懸念しています。
当社、エグゼクティブ・サーチ・パートナーズ株式会社(ESP)は上記の理念を実現するため、「日本で初めての、本格的な、日本版のエグゼクティブ・サーチ・コンサルティング」の確立を目指します。具体的には「日本の金融転職市場の創設」を提言しています。確かに近年、日本の金融市場でも転職は珍しくなくなりました。しかし、転職が「市場」としてのインフラを整備しないまま行われているため、数々の不都合が発生しています。一部の外資系金融機関はコストカットのため、「人材」をあたかも「不良在庫」のように処分し、労働法すら無視している感があります。一部の金融人材は中長期的観点から「キャリア構築」を目指すというより、高い報酬だけを求めて転職を繰り返しています。更に、「業績への貢献に対しどのような報酬が与えられるべきか」について、まともな議論がされていません。確かに、これらの問題に対し誰もが納得出来る「正解」を得ることは至難の業です。しかし、当社はその難問にチャレンジしようと考えています。
この理念を多くの人々と共有するため、当社は、2008年4月にNPO法人「金融人材市場の改革を進める会」を設立しました。多くの方々から賛同を頂いています。
私の22年に亘る人材コンサルティングの内、最初の5年間は米国のホイットニー・グループの日本支社に勤務し、欧米流のエグゼクティブ・サーチを学びました。その後の10年間はヘッズジャパンの金融部門の代表を務めました。そして2004年8月、私の金融人材ビジネスの集大成として当社を設立しました。この間多くの方々から多大な支援を頂いてきました。そして、外資系金融機関の経営者やプロ、邦銀等日本の金融機関の役員や従業員の方々と広範なお付き合いをさせて頂いています。この私の活動や主張は、主要日刊紙、金融専門誌、TV等マスコミからも頻繁に取り上げられております。特に、1994年以来半年毎に作成しています『金融人材マーケット・レポート』はマーケットでも高い評価を頂いていると自負しています。
今後も上記に掲げた「理念」を追究して参りたいと考えております。引き続き皆様方のご指導を賜りますようお願い申し上げます。
2011年7月1日
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エグゼクティブ・サーチ・パートナーズ株式会社
代表取締役 小溝 勝信
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